DME

臨床試験成績

国内第Ⅲ相試験:VIVID-Japan試験1)
(日本人患者の安全性データの補完)

1)バイエル薬品社内資料[国内第Ⅲ相試験VIVID-Japan試験]承認時評価資料

VIVID-DME試験でアイリーア投与を受けた日本人集団は51例(アイリーア4週ごと投与群:26例、8週ごと投与群:25例)と少数であったことから、日本人のDMEを有する患者に対するアイリーア硝子体内投与の安全性評価の補完を主目的とし、日本国内(17施設)においてアイリーア2mg単一群による多施設共同非無作為化非遮蔽試験(第Ⅲ相試験)を実施しました。

試験概要

目的 DMEを有する日本人患者に対するアイリーアの硝子体内投与の安全性および忍容性を検討するとともに、有効性についても検討する。
試験対象 DMEを有する患者:73例
[主な選択基準]
1型あるいは2型糖尿病を有する18歳以上の男女かつ
  • 試験眼に、黄斑の中心窩(OCTで測定される黄斑の中心部領域)に及ぶDMEを有する
  • 試験眼にDMEが原因の視力低下を有する
  • 試験眼のOCTによる網膜厚が300µm以上
  • スクリーニング時における試験眼のETDRS視力表による最高矯正視力が20/40~20/320(文字数で73~24) など
試験デザイン 非無作為化非遮蔽単一群試験
投与方法 対象患者に、アイリーア2mgを0~16週目まで4週ごとに5回投与し〔0週目(1日目)、4、8、12、16週目〕、その後48週まで8週ごとに硝子体内投与を行い、52週目に最終評価を行った。
主な評価項目
  • 安全性(主要評価項目、SAF)
    有効性
     52週目における最高矯正視力文字数のベースラインからの変化量(FAS)
     52週目における中心網膜厚(CRT)のベースラインからの変化量(FAS)など

OCT(optical coherence tomography):光干渉断層計
SAF(safety analysis set):安全性解析対象集団
FAS(full analysis set):最大の解析対象集団

  • 中心網膜厚(CRT:central retinal thickness):中心サブフィールド(中心窩から直径1mmの範囲)の網膜厚

糖尿病黄斑浮腫の用法・用量
アフリベルセプト(遺伝子組換え)として2mg(0.05mL)を1ヵ月ごとに1回、連続5回硝子体内投与する。その後は、通常、2ヵ月ごとに1回、硝子体内投与する。なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、1ヵ月以上あけること。

患者背景および特性(FAS)

  アイリーア群(n=72)
性別:例数(%) 女性 26(36.1)
男性 46(63.9)
年齢(歳) 63.5±9.5
最高矯正視力文字数(文字) 56.4±12.1
CRT(µm) 514.2±129.0
HbA1c(%) 7.2±1.1
HbA1c >8%:例数(%) 12(16.7)
HbA1c ≦8%:例数(%) 59(81.9)
不明:例数(%) 1(1.4)
糖尿病罹病期間(年) 9.4±8.4

平均値±標準偏差(性別、糖尿病コントロール以外)

安全性(52週間の有害事象発現率)

VIVID-Japan試験(52週間)において、すべての有害事象は72例中57例(79.2%)に認められました。そのうち、試験眼にみられた有害事象は15例(20.8%)に、全身性の有害事象は51例(70.8%)に、試験眼の投与手技に関連する有害事象は10例(13.9%)に認められました(主要評価項目、SAF)。

VIVID-Japan試験

  アイリーア群(n=72)
すべての有害事象 57(79.2)
眼に関連する有害事象 試験眼 15(20.8)
僚眼 17(23.6)
試験眼の有害事象 15(20.8)
試験薬に関連する有害事象 0
投与手技に関連する有害事象 10(13.9)
試験眼の重篤な有害事象 0
試験薬に関連する有害事象 0
全身性の有害事象 51(70.8)
試験薬に関連する有害事象 2(2.8)
全身性の重篤な有害事象 8(11.1)
試験薬に関連する有害事象 1(1.4)※1
APTC定義による動脈血栓塞栓事象a) 2(2.8)
非致死性心筋梗塞 1(1.4)
非致死性脳卒中 0
血管死 1(1.4)

発現例数(発現率%)

a)すべての有害事象のうち、APTC(Antiplatelet Trialists’ Collaboration)定義により判定された動脈血栓塞栓事象
※1 急性心筋梗塞、腎不全(同一症例)

※本試験において、試験薬に関連する投与中止に至った有害事象は、1例に急性心筋梗塞が認められた。

視力評価

視力の変化:事前に計画された解析

52週目での最高矯正視力文字数のベースラインからの平均変化量は9.3文字でした。最高矯正視力文字数は、アイリーア投与開始後2日目より改善がみられ、4週目には顕著に改善し、その後52週まで緩やかな改善を示しながら維持されました。

■最高矯正視力文字数の平均変化量の推移(LOCF、FAS)
最高矯正視力文字数の平均変化量の推移(LOCF※、FAS)
  実測値 (文字、平均値±標準偏差) 平均投与回数(回)
ベースライン 52週
アイリーア群(n=72) 56.4±12.1 65.7±11.3 8.7±1.2

LOCF(last observation carried forward):最終評価スコア外挿法

形態学的評価

中心網膜厚(CRT)の変化:事前に計画された解析

52週目におけるCRTのベースラインからの平均変化量は-202.0µmでした。CRTはアイリーア投与開始後2日目より改善がみられ、4週目には顕著に改善し、その後52週まで緩やかな減少傾向がみられました。

■CRTの平均変化量の推移(LOCF、FAS)
CRTの平均変化量の推移(LOCF※、FAS)
  実測値(µm、平均値±標準偏差)
ベースライン 52週
アイリーア群(n=72) 514.2±129.0 312.2±103.6

以上の結果より、日本人のDMEを有する患者に対してアイリーアは良好な安全性プロファイルを有するものと考えられました。VIVID-Japan試験において、アイリーア硝子体内投与による安全性上問題となる新たな所見は認められませんでした。
また、本試験においてもVISTA-DME試験およびVIVID-DME試験における全集団の有効性結果と同様の傾向が認められました。

バイエル薬品社内資料[国内第Ⅲ相試験VIVID-Japan試験]承認時評価資料 EYL2280

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