アイリーア処方医向けガイド

症例4

長期にわたり繰り返しIVAを要した一例

年齢・性別
64歳・男性
視力
0.4
既往歴
高血圧(内服治療中)
現病歴
糖尿病網膜症ステージ:前増殖糖尿病網膜症
糖尿病罹病期間:20年
HbA1c:7.5%
網膜症治療歴・治療期間:7年
以前から近医で糖尿病網膜症のケアをされていた。今回の治療開始の1年前、糖尿病黄斑浮腫のために紹介された。黄斑外上方を中心に、網膜浮腫があった。その部位を光凝固するように指示をして、紹介元での治療が続けられた。その後、黄斑浮腫が再出現したという理由で再紹介受診した。

紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。

初診時所見
眼底写真

写真提供:鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 坂本 泰二 先生・園田 祥三 先生

治療方針

網膜浮腫の中心は黄斑からやや離れており、光凝固治療の適応はあるが、前回施行した光凝固が有効ではなく、かつ光凝固瘢痕の拡大が憂慮されるため、以後はIVAを中心に治療を行うこととした。

治療・経過所見 IVA=アフリベルセプト硝子体内投与
治療・経過所見
IVA治療開始4週間後―IVA1回目
12週間後―IVA3回目(前投与から4週間後)
20週間後―IVA5回目(前投与から4週間後)
28週間後―IVA6回目(前投与から8週間後)
32週間後―IVA7回目(前投与から4週間後)
44週間後―IVA8回目(前投与から8週間後)

写真提供:鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 坂本 泰二 先生・園田 祥三 先生

コメント

光凝固治療は、一度成功すれば、長期にわたって追加治療が不要になるという、大きなメリットがある。一方、凝固斑の拡大のため、長期的には黄斑障害をおこすリスクを伴う。IVAにはそのリスクがない反面、PRNアプローチでは本症例のように長期にわたってIVAを繰り返さざるを得ない場合もある。最終的にはIVAも不要になればよいが、患者負担も考慮する必要がある。悩ましい症例である。

Q.このケースレポートは先生のご診療のお役に立ちましたでしょうか?

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L.JP.MKT.OP.06.2017.1018

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