アフリベルセプトは、新たな結合メカニズムを有し、VEGF-A、PlGFおよびVEGF-Bと1:1で結合します。
VEGF(vascular endothelial growth factor):血管内皮増殖因子
PlGF(placental growth factor):胎盤成長因子
VEGFR-1(vascular endothelial growth factor receptor-1):VEGF受容体-1
VEGFR-2(vascular endothelial growth factor receptor-2):VEGF受容体-2
RPE(retinal pigment epithelium):網膜色素上皮
1)Dixon JA, et al.: Expert Opin Investig Drugs. 2009; 18: 1573-1580.
利益相反:著者にRegeneron社の治験を担当する医師が含まれる。
監修:北海道大学 大学院医学研究院 眼科学教室 教授 石田 晋 先生
動物での測定データを基にしたシミュレーションモデル解析により、ラニビズマブ0.5mg硝子体内投与30日後の抗VEGF活性は、等モルのアイリーア1.15mg投与では79日後まで持続すると推察されました。
Stewart MW, et al.: Br J Ophthalmol. 2008; 92: 667-668.
PRN投与では、1年目5.4回、2年目以降年間約4回の投与を行っても、最高矯正視力文字数のベースラインからの平均変化量は、2年目でー1.0文字、10年目でー5.0文字でした。
3ヵ月間の導入期後、必要に応じて投与を実施。中断例、両眼における発症については調整していない。
※:ベースラインから10~14ヵ月後における最初の来院日(2年目以降についても同様)
アイリーア®硝子体内注射液40mg/mLの中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性における用法・用量:アフリベルセプト(遺伝子組換え)として2mg(0.05mL)を1ヵ月ごとに1回、連続3回(導入期)硝子体内投与する。その後の維持期においては、通常、2ヵ月ごとに1回、硝子体内投与する。なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、1ヵ月以上あけること。
Brynskov T, et al.: Acta Ophthalmol. 2019 Jul 8. doi: 10.1111/aos.14183. [Epub ahead of print]より作図
T&E投与では、1年目7.7回、2年目以降年間4.4回の投与を行い、最高矯正視力文字数はベースラインで59.8文字、4年後で63.4文字でした。
アイリーア®硝子体内注射液40mg/mLの中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性における用法・用量:アフリベルセプト(遺伝子組換え)として2mg(0.05mL)を1ヵ月ごとに1回、連続3回(導入期)硝子体内投与する。その後の維持期においては、通常、2ヵ月ごとに1回、硝子体内投与する。なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、1ヵ月以上あけること。
Traine PG, et al.: Ophthalmol Retina. 2019; 3: 393-399.
利益相反:著者のうち1名がバイエルよりコンサルタント料を受領しているが、本論文はこれらの活動とは独立したものである。
ALTAIR試験は日本人nAMD患者におけるアイリーア硝子体内投与の異なる2つのT&Eレジメンについて、有効性の評価および2年目までの安全性の評価を目的に実施されたランダム化オープンラベルによる国内第Ⅳ相試験です。
ClinicalTrials.gov(https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02305238)より作図
利益相反:本研究はBayerの資金提供によりRegeneronとの共同で実施された。
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