糖尿病黄斑浮腫(おうはんふしゅ)の治療法
糖尿病黄斑浮腫に対して、現在行われている主な治療法には以下のものがあります。
抗VEGF薬(こうブイイージーエフやく)治療
糖尿病網膜症に伴う糖尿病黄斑浮腫には、VEGF(ブイイージーエフ)という物質が関与しています。そのため、VEGFのはたらきを抑えるお薬を目に注射します。アイリーア®(2mg)/アイリーア®8mgによる治療も抗VEGF薬治療です。
ステロイド薬治療
ステロイド薬には炎症を抑える作用があります。そのため、ステロイド薬を目に注射して、黄斑のむくみを抑えるようにします。
レーザー光凝固
直接光凝固
血管にできたコブや血液成分がもれだしている血管にレーザー光線をあて、焼き固めます。
格子状凝固
むくみのあるところに、格子状にレーザー光線をあて、むくみを改善します。
硝子体(しょうしたい)手術
網膜剥離(はくり)や硝子体出血が起こっている場合に行われる手術です。目の中の出血を止め、異常な組織を取り除いたり、はがれた網膜を元に戻したりします。