アイリーア®8mgによる治療法
網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)の症状のひとつである網膜のむくみ(黄斑浮腫(おうはんふしゅ))の原因にはVEGF(ブイイージーエフ)という物質があります。アイリーア®8mgはVEGFのはたらきを抑える作用を持つ、抗VEGF薬(こうブイイージーエフやく)といわれるお薬のひとつです。アイリーア®8mgを目の中に注射することで、網膜のむくみ(黄斑浮腫)を減らします。
適切な治療の継続
網膜静脈閉塞症による視力の低下を防ぐためには、発症後早期から適切な治療を開始し、継続することが重要です。再発を繰り返さないためにも、適切な治療を継続し、VEGFのはたらきを抑えましょう(治療の反応性には個人差があります)。
アイリーア®8mgの治療スケジュール
アイリーア®8mgは病院で目に注射してもらうお薬です。
アイリーア®8mgによる治療は、4週ごとに1回の注射を開始し、症状によって間隔を調節します。
担当医の指示に従って、治療を受けてください。
アイリーア®8mgによる投与方法(治療当日のながれ)
アイリーア®8mgは、点眼で消毒・麻酔した後、白目の部分から目の中心の「硝子体(しょうしたい)」という部分に向けて注射します※。麻酔が効いている状態では、痛みはほとんどありません。
※硝子体内注射
眼内に直接薬剤を投与することで全身的な副作用のリスクを軽減し、眼内の病変に対してより強く治療効果を引き出すことを目的としています。
アイリーア®8mgの投与方法
アイリーア®8mgによる治療前の注意
注射前の確認事項
アイリーア®8mgは医師が目に注射するお薬です。注射に際し、消毒薬、麻酔薬、抗菌薬、散瞳薬などを使います。今までに、お薬や検査などでかゆみ、発赤などのアレルギー症状を起こしたことがあれば、あらかじめお伝えください。
アイリーア®8mgによる治療後の注意
アイリーア®8mgによる治療後に次のような症状が起きた時には、感染症がうたがわれることがありますので、すぐに担当医に連絡しましょう。
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目のごろごろ感を感じることがあります。時間がたてば、気にならなくなりますが、続くときには、病院にご連絡ください。
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目にかゆみや痛みなどの不快感があっても、手でこすらないでください。
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かすんで見えることがあります。回復するまで機械類の操作や自動車などの運転は控えてください。
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洗顔、入浴、洗髪の開始時期については、担当医の指示に従ってください。
アイリーア®8mgの副作用について
日本を含む世界各国で実施された網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)に伴う黄斑浮腫(おうはんふしゅ)を有する患者さんを対象とした臨床試験では、591例中86例(14.6%)に副作用(投与手技に関連するものを含む)が認められました。主な副作用は、結膜出血(けつまくしゅっけつ)、眼圧上昇(がんあつじょうしょう)が各19例(3.2%)でした。
日本人の患者さんだけをみると、63例中14例(22.2%)に副作用が認められました。主な副作用は、結膜出血5例(7.9%)でした。
( ) 内は日本人症例
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薬剤を目に注射するときやその後に、細菌などが目の中に入ることがあります。そのような場合、強い炎症(眼内炎)が起こると視力障害の原因となることがあります。
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国内外の臨床試験で、脳卒中、心筋虚血が報告されています。脳卒中または一過性脳虚血発作(いっかせいのうきょけつほっさ)を起こしたことのある方や、心筋梗塞、狭心症などになったことがある方は、担当医にお知らせください。
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上記の眼内炎、脳卒中、心筋虚血のほかに、眼圧上昇(がんあつじょうしょう)、硝子体はく離(しょうしたいはくり)、外傷性白内障(がいしょうせいはくないしょう)、網膜出血(もうまくしゅっけつ)、硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)、網膜色素上皮裂孔(もうまくしきそじょうひれっこう)、網膜裂孔(もうまくれっこう)、網膜はく離(もうまくはくり)、網膜色素上皮はく離(もうまくしきそじょうひはくり)、網膜血管炎(もうまくけっかんえん)があらわれることがあります。