nAMD
アイリーア8mgの製品特徴
中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性
nAMD患者において、アイリーア8mg12週間隔投与群および16週間隔投与群の48週目の視力改善効果は、アフリベルセプト2mg8週間隔投与群に対して非劣性であることが検証されました。48週目までの平均投与回数は、アイリーア8mg12週間隔投与群および16週間隔投与群でそれぞれ5.9回、5.1回、アフリベルセプト2mg8週間隔投与群で6.7回でした(第Ⅲ相試験:PULSAR試験)。
48週目における最高矯正視力文字数のベースラインからの変化量(検証的解析結果)
- アイリーア8mg12週間隔投与群+6.1文字 vs アフリベルセプト2mg8週間隔投与群+7.0文字[群間差(両側95%信頼区間):-1.0(-2.9, 0.9)]であった(非劣性限界値:-4文字)
- アイリーア8mg16週間隔投与群+5.9文字 vs アフリベルセプト2mg8週間隔投与群+7.0文字[群間差(両側95%信頼区間):-1.1(-3.0, 0.7)]であった(非劣性限界値:-4文字)
nAMD患者において、16週目に中心窩領域にIRFおよびSRFが認められなかった患者の割合に関して、アイリーア8mg投与群併合のアフリベルセプト2mg8週間隔投与群に対する優越性が示されました(第Ⅲ相試験:PULSAR試験)。
16週目に中心窩領域にIRFおよびSRFが認められなかった患者の割合は、アイリーア8mg投与群併合で63.3%であり、アフリベルセプト2mg8週間隔投与群(51.6%)に対する優越性が示された(p=0.0002、片側CMH検定)
アイリーア8mg12週間隔投与群および16週間隔投与群では、4週間隔で連続3回投与後、12週間隔および16週間隔で硝子体内投与した(ただし、16週目以降、DRM(用法用量変更)基準に従い投与間隔を変更した)。アフリベルセプト2mg8週間隔投与群では、4週間隔で連続3回投与後、8週間隔で硝子体内投与した。
nAMDの維持期において、通常、16週ごとに1回の硝子体内投与が可能です※。
nAMD患者において、アイリーア8mg16週間隔投与群の48週目および60週目まで投与間隔が16週間隔であった患者の割合はそれぞれ76.6%、74.1%でした(第Ⅲ相試験:PULSAR試験)。
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中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性の用法及び用量:アフリベルセプト(遺伝子組換え)として8mg(0.07mL)を4週ごとに1回、通常、連続3回(導入期)硝子体内投与するが、症状により投与回数を適宜減じる。その後の維持期においては、通常、16週ごとに1回、硝子体内投与する。なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、8週以上あけること。