眼科疾患の中でも網膜疾患・脈絡膜疾患の鑑別は、特に難易度が高い。網膜と脈絡膜の微細な異変を発見し、的確に診断するためには、眼底写真や光干渉断層計(OCT)画像をはじめとする複数の画像から正しい所見を読み取る必要がある。ここでは、通常の診断の流れを踏まえ、紛らわしい疾患をクイズ方式で診断していきたい。普段の診療ではあまりなじみのない機器も含まれているかもしれないが、ぜひ挑戦して今後の診療に役立ててほしい。
大音 壮太郎 先生
大津赤十字病院 眼科部長
73歳 男性
RV=(0.8)
喫煙歴 過去40年間、60本/1日。現在は喫煙していない。
既往歴 高血圧
半年前から視力低下を自覚している。
Q1. 眼底写真、OCT画像、FA画像、I A画像から脈絡膜新生血管を疑う所見はありますか。
Q2. では、次に行うべき検査はどれでしょうか。
Q3. 以下の画像から、最終的な診断名を選んでください。
こちらの記事はいかがでしたか?
ご興味のあるコンテンツを教えてください。